コラム
2015/04/28

ブラウザシェアレポート Vol.3

  • コンサルティング
  • モバイル

ブラウザシェアについて調べてみました」。
Vol.1(2013年3月)Vol.2(2014年9月)に続いてのVol.3は、「2015年3月における日本国内のデスクトップタブレットスマートフォンにおけるブラウザシェア」について、調べてみました。

デスクトップの国内ブラウザシェア

まずは、日本国内のデスクトップブラウザシェアについて見てみます。

今回の集計では、半年前(2014年9月)と比べて、大きな変化は見られませんでした。

  • IE11が変わらず首位。利用者の割合は、若干増加↑。【30.52→31.85%】
  • Chrome最新2バージョンは、若干減少↓。【29.18%→28.67%】
  • FireFox最新2バージョンは、ほぼ変わらず。【12.69%→12.72%】
デスクトップの国内ブラウザシェア(2014年9月)
デスクトップの国内ブラウザシェア(2015年3月)

タブレットの国内ブラウザシェア

前回の調査では、スマートフォン&タブレットとして集計しました。
ですが、用途や利用シーンが異なる場合も多々あるため、今回は分けて集計してみました。

今回の集計では、iPadからAndroidへ乗り換えか、とも思える集計結果が得られました。

  • Safariが変わらず首位。利用者の割合は、減少↓↓。【71.06→66.96%】
  • Android(ブラウザ)は増加↑↑。【12.97%→17.07%】
  • Chromeは若干減少↓。【11.17%→10.35%】
タブレットの国内ブラウザシェア(2014年9月)
タブレットの国内ブラウザシェア(2015年3月)

スマートフォンの国内ブラウザシェア

基本的に、iPhoneユーザはSafariAndroidユーザは標準ブラウザを利用していると思われてきた昨今。

今回の集計では、Androidユーザは少しChrome利用に移行しているのでは???とも思える傾向がみられました。

  • iPhone(Safari)が変わらず首位。利用者の割合は、若干増加↑。【60.47%→61.16%】
  • Android(ブラウザ)は減少↓。【25.78%→20.09%】
  • Chromeは増加↑。【8.16%→12.67%】
スマートフォンの国内ブラウザシェア(2014年9月)
スマートフォンの国内ブラウザシェア(2015年3月)

編集後記

Webデザイン案件に関わる機会が多いこともあり、「どのブラウザきれいに見えることが、そのサイトにとってベストか」という観点は、常に気に留めておきたいところです。 その背景から、細々、この企画を続けています。

国内ブラウザシェアからわかること。やはり、タブレット&スマートフォンの利用者動向は、変化し続けていますね。調べごとをしたり、SNSをしたり、地図を見たり、物をオンラインで購入したり、ファイルを閲覧・編集したり・・・。PCを開かずとも、ファブレットでコトが満たされる時代になりつつあります。(・・・タブレット&スマートフォンで、ファブレットといったりもしますね。)

「(iPhoneでは綺麗に見えるのに)AndroidだとXXXになってしまう」。
そんなお客様に対し、
「検証端末では、きれいに見えますよ。
 ・・・あ、XX機種で再現しました。機種依存の動きだと思いますが、調べてみます。」
というシステム開発担当者。Web制作のアルアルです。

WEBSASのWeb制作においては、必ずサポート端末を定義し、そのサポート端末を使って実機検証をします。検証を十分にできることがベストではありますが、中には工期や金額などの事情から、端末を限定して検証を行うケースもあります。とはいえ、よく利用される、いわゆる主流な端末では、最低限「綺麗に表示され、スムースな操作ができること」が求められます。・・・というわけで、今度は、「どんな端末のどのブラウザで実機検証をすればよいのか。サポート対象はどうやって決めればよいのか。」を解決すべく、スマートフォンのデバイスシェアにも着目して見ようと思います。

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