Sitecore9の製品構成と主な周辺ミドルウェア

今回よりコラム形式でSitecoreの技術情報を掲載していきますので、よろしくお願いします。

Sitecoreとは高機能なコンテンツ・マネジメント・システム(CMS)をベースに、各種デジタルマーケティング機能をも統合したWindowsベースのパッケージ製品になります。世界的にも広く利用されている製品であり、WEBSASでも複数の大規模サイト構築で採用された実績を持つ有力なCMSです。Sitecoreの特長はこちらのページにまとめられています。

このコラムではSitecore導入に必要となる知識や、非機能要求を満たすための留意事項を中心に解説していきますが、今回はSitecoreの製品構成と周辺ミドルウェアについて説明いたします。

Sitecoreの製品構成

Sitecoreは用途に応じて必要な機能を選択することが可能であり、大きく次の3製品に分類されます。各製品が提供する機能の詳細については、公式サイト をご参照ください。
製品毎に価格も異なるため、要求事項を検討した上で最適な製品を選択する必要があります。

製品名 略称 説明
Sitecore Experience Manager XM コンテンツ管理機能に特化した製品。CMSのみモードと呼ぶこともあります。
Sitecore Experience Platform XP XMにマーケティング機能をアドオンした製品になります。
Sitecore Experience Commerce XC PにECサイト向け機能をアドオンした製品になります。

Sitecoreの動作に必要な周辺ミドルウェア

Sitecoreは.NET Framework技術を利用して構築されているため、業務用途であればWindows Server系のOS上に構築する必要があります。
このため周辺ミドルウェアもIISやSQL Serverといった、Microsoft製品が多く採用されています。
サイトコア社が動作確認を行った主なミドルウェアのバージョンは、こちら で確認することが可能です。英語ですが表形式にまとめられており、読み易い構成になっています。

弊社ではSitecore 9の動作検証を行うための環境をスタンドアローン構成で構築しましたが、その時の主なソフトウェア構成を下表にまとめています。このコラムでは、以下の構成を前提として説明を進めていきます。

カテゴリ ソフトウェア名 補足説明
OS Windows Server 2016  
CMS Sitecore Experience Platform 9.0 update 1 執筆時の最新バージョン
Webサービス IIS 10  
データベース SQL Server 2016 sp1  
検索エンジン Solr 6.6.2  
その他 .NET Framework 4.7.1 ASP.NET MVCのバージョンは5.2
  Java Runtime Environment 1.8 Solr 6.6.2の動作要件に必要なため導入

次回予告

ここでは1台のサーバに各ソフトウェアを導入してスタンドアローン構成としましたが、商用環境(本番環境)では可用性を確保するためにも複数台のサーバに分散して構築することが多いと思います。
Sitecoreで可用性を高めるための考え方を次回より説明していきます。

編集後記

Sitecoreの技術情報を発信させて頂く、手塚典男と申します。
よろしくお願いいたします。