コラム
2014/10/16

第4回 コンテンツ企画のポイントって?

  • コンサルティング
WEBSASくん

Webのプロフェッショナルを目指して見習い中のWEBSASくんが、Webコンサルティングについてオラインに聞いてみた!

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    WEBSASくん

    オライン、デザインの方針を決めるポイントはわかったよ!
    今度はコンテンツ企画について教えてくれるんだよねっ?

    ああ、そうだったね。じゃあ、Webディレクターを呼ぼうか。おねえさ…

    オライン

    はい、どうもおねえさんです。あの話ですよね?
    では早速なのですが…
    配役を発表します。私はWebサイトのユーザ、オラインはWebサイトの運営者、WEBSASくんはコンテンツを作る人ね。

    おねえさん
    WEBSASくん

    ビックリした…なあに?いきなり!?

    まあまあ。ええと、オラインは「40年前から国産のこだわりの木材を使って質に拘った家具を作っていて、地方に実店舗をお持ち」なんですよね。

    おねえさん

    40年前…ま、いっか。…「そう、地元では長いこと人気で会社もそこそこ大きくなったんだけど、近年安い輸入木材や輸入家具に押されて少し業績が厳しくって…。いやそういう人たちとは棲み分けでいいんだ、でも、だからこそWebでもっと多くの人にうちの本物の家具を知ってほしい。ブランドに自信があるからね。素材にも妥協しない。一流の家具職人が作っている。
    最近家具職人の2世が仲間入りして少しモダンなデザインも増えてきて。若い客層も取り込めたら…」

    オライン
    WEBSASくん

    (…二人とも凄いなぁ…。)え…ええと…業績を上げるんだから、ゴールはとにかく売れることだよね!とりあえずモールにWebショップ開こうよ!商品登録して、っと。間口は広いから…売れるよねっ!

    「わたし新婚なの。都内にマンション買ったばかりで、今家具を探しています。子供にも安心で一生使える本物がいいな。物は、「ストーリーのある物」が好きあまり人と同じものを持ちたくないわ
    流行りの北欧家具とかもいいけど、なんかみんな「北欧、北欧」って言ってるから少し興味を失ってきていて、最近は国内の職人の手仕事に興味があるの。そうそう、物は大切にするから、すごく物持ちが良いタイプ。
    …あっ、この「Rachel」ってWebショップ素敵~!実店舗もあるんだ♪
    …むむむ…なんか写真小さいし、うちのインテリアとの相性が良いのかわからない…、あらっ写真これだけなんだ、んー全然イメージ湧かない…。しかも実店舗が遠いし…見にも行けないわ…。あっ、他にも似たような素敵な家具屋さん発見ー!」

    おねえさん
    WEBSASくん

    あっ、やばい。マッチしそうな人だったのになあ。よし、きちんとコンテンツを用意して…でも具体的にどんな風にすればいいんだろう…

    WEBSASくん、「私たちのビジネスは売れれば良いというわけではないんです。ブランドというものをとても大事にしていて。私たちの家具が置かれた空間や、人たち・家族の絵、空気感までイメージしながら作っているんだから。地元での私たちのお客様は、本物志向で自然体な生き方を好む方たちが多いかな。私たちもそのような人たちに使ってもらいたい。家族みんなで蜜蝋を塗ってきちんとお手入れをして一生大事にしてくれるような方々にね。誰にでもいっぱい売れればいいわけではない。40年間大切にしてきたものがたくさんあるんだ…」
    あーあ、さっきのお客さん、イメージする顧客像にピッタリだったんだけどな~…

    オライン
    WEBSASくん

    なんかじーんときちゃった…(涙)。40年いろんな物語があったんだね。ドラマティックだなぁ。
    使っている木材や家具職人にフォーカスを当てたコンテンツがあっても良いなぁ。お手入れのコンテンツも欲しい。
    あとは腕の良いカメラマンを入れて印象的な写真をたくさん使おう。それもいろんなテイストに合わせてコーディネートした写真があったらいいな。家具のイメージだけでなく職人の表情や眼差しの写真も欲しいな。
    一生ものの家具だから、買う人はきっと若い夫婦が多いよね、中年夫婦の買い替えの人もいるかな…想像されている人や家具についてもっと教えて!

    なるほど…作る側の思いとサイトの目的と、より具体的な「ペルソナ像」を擦り合わせてコンテンツを企画しなければならないんだね!

     

    エクセレント。さすが!
    そういうことですね。コンテンツを決めていく上では、サイトの目的、ユーザのペルソナ像、ゴールを出来るだけ具体的に明確化していくことが大事なんです。
    例えば家具屋さんRachelの例だと、同じ「売れる」にしても、「どんな人がそれを欲しているか」という側面はもちろん、「どんな人に買ってもらいたいか」という売る側の思いもありましたよね。ゴールも ただ売れれば良いわけではなく、世の中に「Rachel」の家具と品質を認識してもらうことや、買ってもらったあと大事にしてもらうこともゴールのひとつでした。
    あと、ペルソナ像も他にもたくさん想像できますね。それらを擦り合わせていくんです。

    ペルソナ

    「企業が提供する製品・サービスにとって最も重要で象徴的な顧客モデル」と定義されます。

    ※出典:ペルソナ&カスタマ・エクスペリエンス学会

     

    おねえさん
    WEBSASくん

    うーん。深いなぁ~。たしかに具体的であればあるほど、必要なコンテンツや、情報をどのように配置するかなどが決まってくるね!

    そうですね。ちなみにこの私がさっきやったペルソナを設定していく作業を「ペルソナデザイン」って言うんですよ。 他にも「Rachel」の顧客の、違うペルソナを考えてみてください。それによってコンテンツの何が変わるか色々考えてみると面白いですよ!

    おねえさん
    WEBSASくん

    【コンテンツ企画】の項目って確か、

    1. 情報設計(ナビゲーション設計)
    2. サイトマップ
    3. ワイヤーフレーム
    だよね。もうサイトマップもナビゲーションも頭の中に湧いてきたよ~!

     

    さすがだね!WEBSASくん。その調子だよ!なりきり具合もさすがだよ。
    それはそうと、わし家具屋になりたくなってきた。会社辞めて家具屋「おらいん」作ろうかな…

    オライン
    WEBSASくん

    お、オライン?!?(そ、そしてなりきり具合が…)

    嘘だよ。WEBSASくんが立派に独り立ちするまで家具屋は我慢だ!

    オライン
    WEBSASくん

    が…がんばるよ…

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