コラム
2013/06/24

「eXperience Designとタッチ体験」の社内勉強会を開催しました。

  • UI/UX
WEBSASくん

先日、株式会社セカンドファクトリーの北村様にお越し頂き「eXperience Designとタッチ体験」と題して、セカンドファクトリー様の考えるXDや適応事例、タッチUIへの取り組みについてご紹介いただきました。

WEBSAS 広報

参加者の感想

UXDに関して見聞を広め、画面デザインにおける人間中心設計を意識するこの頃ですが、タッチ体験に特化したUXDのお話を伺う機会は、今回が初めてでした。
様々なタッチデバイスでのUIでは、それぞれの特徴やシーンに最適なUIでひざを打つような素晴らしいユーザ体験を作り上げておられました。
それぞれの、使う人・シーン・人の動きを徹底して想定したUIを作ることで、 同じデバイスであってもそこで得られる体験は、180度も違うものになるだろうことを再確認したと同時に、いかに設計の段階での想像力と検証、試行錯誤の大切であるかを、実感しながら理解することができました。
タッチデバイスにおいては、デザインやレイアウト・動きの表現の自由度が比較的高く、ユーザの体験に、より差を付けることが可能ですが、私たちが主に扱うWebサイトとしてのUIについて、大枠として限られたレイアウトや動きの中で、いかにすればユーザの体験をより良くしていけるだろうかということを深く考える切っ掛けになりました。(WEBソリューション第一課 E.K)

デザインや構成に迷う原因の一つに、事前のインプット不足があったのではないかと思い至りました。
アイディアに詰まった時、どうしても突飛なヒントを探してしまいがちです。
時にはそれも大事かもしれません。
しかし大事なこと「ユーザはこの画面にストレスを感じていないか、日常とかけ離れた動作をさせていないか?
最先端の技術でも、ごくごく当たり前の検証を積み重ねないことには成り立たないのだと実感しました。
これからも「おもてなしのこころ」と「他では体験できないサプライズ」が両立するサービスをつくって行きたいと思います。
(WEBソリューション第一課 M.M)

タブレットの急激な普及によって、感覚的な操作をする機会が日常生活で増えてきているから、人間の生活や体験から設計する感覚的な操作をWebのUXに取り入れましょうというセカンドファクトリーさんの話で、日本の現状のWebサイトのGUIは同業他社同士特徴が無い、旧来やり方を変えていきましょう。体験からUI設計をしましょう。というのがおもしろいと思いました。
1年後、2年後と意識して対応していかないと感覚の時代遅れな製作者になってしまうという事を意識させられました。
人の体験からGUI設計をするという制作手順はWeb制作の場では普及していない考え方なので、 どうやってそのUXでいいのかといった
判断が自分で瞬時ではつかず、人月的にもコスト面での想像が難しいと思いました。(WEBソリューション第一課 A.I)

ユーザの求めるリッチ体験とSIerとして提供できるWebサイトにギャップを感じ始める今日この頃。
"実生活における感覚的な動作を基盤にWebサイトに取り入れましょう"という技術者目線では避けてしまうこの手法を実案件の中で実現されている点に感心させられました。理想論では、ユーザ検証を用いて人間中心設計をし、検証データに基づいたサイト利用者にとって"わかりやすい"サービスを作る必要があることは重々承知しています。ですが限られた開発期間と予算の中で目まぐるしく進歩し続けるWebを基盤に、これらをこなしていくことの難しさを日々感じています。
今や小学生でさえゲームなどを通じて、日常的にタッチデバイスに慣れ親しんでいるようです。あと数年もすれば、開発者の目線は私たちがPCサイトを構築するのと同じような感覚で、彼らにより開発といえばタッチデバイス!といった時代がやってくるのでしょうね。
開発体制を整備し、UIの分野に長けたプロフェッショナルな人を確保すること、そして開発者・サイト利用者の両目線の中で、Webサイトを構築していくことが、今後のWEBSASの発展にもつながっていくと感じました。これまでの良き点は残しつつ、そしてこれからのユーザが求めるリッチ体験ともうまく付き合っていきたいと思います。
貴重な機会を頂き、ありがとうございました。(WEBソリューション第一課 S.K.)

株式会社セカンドファクトリー 北村様からのメッセージ

こんにちは、セカンドファクトリー北村です。この度はセミナーのご機会を賜りまして、ありがとうございました。
今回のセミナーではNUI(NaturalUserInterface)の概念を中心に昨今広がりを見せているスマートデバイス上でのUI検討についてお話をさせていただきました。

PCを第一ユース、携帯をサブとして活用してきた時代は終わり、まず最初に手のひらの上の情報、 その次にオフィスや自宅のPCを利用というシナリオがユーザの「日常」の中に浸透してきています。
そんな「日常」でユーザ体験を考慮したUI設計がWebサイトにも不可欠な状況になってきている現状を、 日々の案件の中で実感しております。

解決方法としてレスポンシブWebデザインという概念もございますが、 理想としてはタブレットやスマホ、PCの利用環境をかんがみた画像ソースや情報量の精査をしつつ、各デバイスごとの大枠なUI設計は少なくとも必要という認識です。

ワンソースマルチデバイスの考え方、レスポンシブのノウハウ、タッチむけNUIの考え方、それを実現する多くのデバイスの普及、 現状存在するさまざまな要素を組み合わせ、ユーザのシナリオに落としこんだ先に適切な画面が存在すると考えております。
当社ではそんなシナリオベースドデザインを通して、UI設計のサポートをさせていただいておりますので、 お困りの際は何なりとご相談くださいませ。
株式会社セカンドファクトリー | http://www.2ndfactory.com/

編集後記

WEBSASくん

今回は、先日行われた「Japan IT Week春 2013」に出向いた際、是非ともこれからのUXについて詳しくお話を伺いたいと思い、 実現した企画です。弊社の7名で参加させて頂きました。
台風の迫る雨風の中、ご説明にいらして頂き、ありがとうございました。