コラム
2012/12/25

レシポンシブWebデザインの社内勉強会を開催しました。

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WEBSASくん

2012/10/16(火)弊社オフィスにて、株式会社ミツエーリンクス 片野様(以下、ミツエーと記載)にお越し頂き、「レシポンシブWebデザイン」について社内向けセミナーを開催していただきました。

WEBSAS 広報

「レスポンシブ Web デザイン」とは、Webサイトへアクセスする端末の画面サイズに関係なく、一定の見やすさ・使いやすさを提供する発想のことだそうです。
「レスポンシブ Web デザイン」について | 
http://www.mitsue.co.jp/service/production/responsive_web_design.html

従来は、Webサイトのページを作る際に、PC用・モバイル用…と特定のデバイスに向けて、最適化手法により各デバイス向けのページを生成してきました。その結果、スマートフォンやタブレットの登場に伴い、都度登場するマルチデバイスへの対応をしなければならない状況が生まれてしまいました。

そこで、「レスポンシブ Web デザイン」といった発想がうまれ、「レスポンシブ Web デザイン」に基づいたサイト構築や、既存サイトの見直し・作り直しをすることにより、不特定のデバイスの向けの汎用化手法が作られたそうです。
汎用化手法を用いることにより、スクリーンの大きさを問わない今あるあらゆるデバイス(マルチデバイス)に対応できるようになります。また、今後登場する未知のデバイス(のスクリーン)に対しても、一定の見やすさ・使いやすさを提供できるといったメリットがあるようです。

株式会社ミツエーリンクス 片野様からのメッセージ

株式会社ミツエーリンクスの片野と申します。

スマートフォン、タブレット、PCと、現在多くのデバイスが各メーカーから発売されています。今までのようにデスクトップ型やノート型のPCだけではなく、あらゆる端末からWebサイトやWebアプリケーションにアクセスされることが予想されます。

そのような状況の中で、すべてのデバイスごとにコンテンツやサイトを作成するには、今以上の運用コストや構築工数が必要となるでしょう。マルチデバイス対応は、今後サイトを運用・構築する上で非常に大きな課題になると考えられます。

そのひとつの解決策として、弊社では「レスポンシブ Web デザイン」をご提供しております。

「レスポンシブ Web デザイン」は、単一のHTMLファイルを利用し、デバイスごとにある程度の見やすさと使いやすさをユーザに提供します。デバイスごとに用意されたHTMLファイルの管理や更新の手間を軽減し、ユーザにとってストレスのない情報をデバイスに応じて提供することができます。

弊社では今年度から本格的にレスポンシブWebデザインのサービスを提供しております。
ぜひ、お気軽にご相談していただければと思います。
株式会社ミツエーリンクス | http://www.mitsue.co.jp

編集後記

今回は私も含め、弊社からは10名程で参加させて頂きました。
弊社メンバーからの質問にも都度ご回答頂き、とても興味深く拝聴させて頂きました。

ミツエーさんのサイトは既にレスポンシブWebデザインに基づいて構築されており、デモンストレーションの中で、ユーザのデバイスサイズに関係なく安定して見やすいという感覚を実感することができました。

ですが、レスポンシブWebデザインは、CSS3のメディアクエリというブレイクポイントを用いてブラウザのチェックをしているようで、メディアクエリを利用できないブラウザへの検討が必要になったり、単純なPC用、あるいはモバイル用ページを作るよりは、手間や時間がかかってしまったりといった課題や懸念点もあるようです。これらの課題や懸念点については、導入する際にクリアにしておく必要がありそうですね。

マッチしやすいケースでの画面開発があれば、是非レスポンシブWebデザインの導入も検討してみたいと思います。