Vol.2 Webのトレンドレポート

小ネタ日誌。

2015年12月1日

世界のどこにいても、いつでも仕事ができる時代

近年急速にスマートデバイスが普及し、またクラウド環境の普及により個々のPC環境の中にデータをすべて収めていた時代から情報や作業自体を持ち歩ける時代になりました。そうしたことで全世界でICTは急速に進化し、テレワークの導入率は低いものの、利用意向の高い状況になっています。今後はさらに、いつでもどこでも仕事・作業ができる「フレキシブルな仕組み」が重要視されてくると言えるでしょう。(出典:平成26年版情報通信白書)

企業のICT環境整備とテレワーク導入率
テレワークの利用意向

ユーザーのICTリテラシーが向上

日本国内の62.3%がスマートフォンを保有している現在(IDC Japan2014年8月調べ)
「画面」で情報を見たり操作するのは今や特別なことではなくなり、ユーザーのICTリテラシーが向上しています。

「パソコンが使える」「インターネットを習っている」。かつて頻繁に聞いた言葉に象徴されるように、特別な存在であったコンピューターやWebサービスは、スマートデバイスの高い普及率により普通になりつつあります。

それによってユーザー全体のICTリテラシーも向上しています。ニールセンの発表によれば、スマートフォンからのインターネット利用者、2015年冬にはPCを超える可能性があると言われています。現在の学校教育の場でもICTリテラシーを高めるための試みが導入され、今後一層加速していくでしょう。(出典:Nielsen Internet Basic Reporta)

Nielsen Mobile NetView

これからもっとスマートデバイスでの操作が基準に

個人に普及し続けるスマートデバイスにより、ユーザーにとっての操作感は、PCよりスマートデバイスが基準になっています。

高齢層への普及も加速しており、子供時代からスマートデバイスに触れることが普通になっています。つまり、基準となる操作感は、スマートデバイスでの経験によるものとなっていきます。レガシーシステム時代の画面内スクロールは、タッチデバイスにとって最も操作しづらいもののひとつです。そういった操作感は積極的に使うことはせず、将来タッチデバイスで使用することになっても何ら遜色のない操作感で作ることが求められます。(出典:Nielsen Mobile NetView)

Nielsen Mobile NetView

開発者は今まで以上に、ユーザー中心設計について留意しなければならない

ICTの急速な進化により、webサービス/ツールを設計する側は、近年、使い勝手について非常に気を使っている。

使い勝手を考える上で、デザインの各段階でエンドユーザーのインタフェースや文書に関するニーズ・要求・制限などに多大な注意を払って設計を行うことを「ユーザー中心設計」といいます。ユーザー中心設計の要素を簡単にご紹介します。

可視性

  • ユーザーが文書を一目見て、 何ができて何ができないかを 把握できるようにすべきである

明瞭性

  • テキストは読みやすくするべきである
  • 背景と文字のコントラストを高くすると明瞭性が向上する

アクセス可能性

  • ナビゲーション要素はその文書のジャンルにおいて一貫性がなければならない
    • ナビゲーション要素
    • 目次
    • 明確にラベル付けされたセクション
    • ページ番号
    • 色コード

言語

  • 文は短い方がよい
  • 状況によって必要とならないかぎり、隠語や専門用語は使わない
  • 能動態の単純な文型が好まれる

編集後記

2015年も終盤になりましたが、スマートフォン・タブレットの出現により、ユーザー目線で見ても、Webの世界が大きく変化していることを実感しています。Web制作にはスマートデバイス対応は必須要件となり、その技法を検討するところが案件のスタートになったりもします。これから開発するWebサービスにおいては、「リリースしたときには既に時代遅れなでした」とならないように、Webのプロとして、この急速なWeb周辺の技術を先読みし、作り出していきたいものです。