スマートフォンへの最適化(3)スマートフォン用変換ソフト/サービスについて
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WEBSASで実現する「スマートフォンへの最適化」。
数々の案件から見えてきた
HOW-TOをお届けするコラムです!
2016年05月31日 WEBSAS 広報
前回は「スマートフォン対応の必要性」、「スマートフォン対応の種類」についてお話しをしました。
今回はPCサイトをスマートフォン用に変換するソフト/サービスについてお話しをします。
スマートフォン用変換ソフト/サービスの仕組み
スマートフォン用変換ツールはPCサイトへのアクセス経路に変換サーバを挟むことで、スマートフォンでアクセスした場合はスマートフォン向けのUIを表示、PCでアクセスした場合はPC向けのUIを表示、というように出し分けを行うことができます。
サーバインストール型、ASPサービス提供型など、製品によって提供形態は異なりますが、例えば以下のようなイメージです。

- 変換サーバを経由してWebサーバへリクエスト
- Webサーバからレスポンス(PCサイトのHTML)を返却
- 変換サーバでスマートフォン向けUIに変換してクライアントへ返却
どんなスマートフォン用変換ソフト/サービスがあるの?
代表例として3つのサービスをご紹介します。
- GeneCode
- モバイルコンバート
- モバイル・エムケー・リライトスタイル
それぞれを詳しく見ていきましょう。
1.GeneCode
GeneCodeは株式会社シンメトリックが開発、提供しているサービスです。変換はお客様がテンプレート作成を行うことで行われ、テンプレート作成のためにFire Fox Add-onにてGUIが提供されています。また、細かい調整などGUIの利用に制限される部分もありますが、高いデザインの自由度が特徴と言えます。
2.モバイルコンバート
モバイルコンバートは株式会社エムティーアイが開発、提供しているサービスです。HTML / CSS/ JavaScriptなどによるテンプレート開発を行うことで変換が行われるため、開発担当者には初級プログラマベースのコード作成が必要となり、初期開発時などは難易度が高いと思われます。難易度の一方、コードを自由に作成できるため、表現の自由度は高いものとなっています。
3.モバイル・エムケー・リライトスタイル
モバイル・エムケー・リライトスタイルはトランス・コスモス株式会社が開発、提供しているサービスです。テンプレート作成はトランス・コスモス株式会社が行うため、負担はありませんが、デザインの幅が少なく、コンテンツをスマホ用に変換することのみに特化しています。変換そのものをライトに行うため、デザイン性を持たないページ数の少ないサイトなどに適している。
それぞれのやり方のメリット・デメリットやどのようなサイトに適しているかをまとめると下記のようになります。
製品名 | GeneCode | モバイルコンバート | モバイル・エムケー・ リライトスタイル |
---|---|---|---|
提供会社 | 株式会社シンメトリック | 株式会社エムティーアイ | トランス・コスモス株式会社 |
ライセンス提供 | |||
サービス提供 | 専用or共有クラウド | ASP | ASP |
費用 | 150万円+購入サポート | 300万円 | 1万円/月額 |
静的コンテンツ変換 | |||
動的コンテンツ変換 | |||
変換方法 | Fire Fox Add-onにてGUIが提供。 お客様が運用ベースで変換テンプレートの作成。 |
HTML/CSS/JavaScriptなどによるテンプレート開発。 | 提供会社によるコンテンツの作成が必要。 |
変換時の特徴 |
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まとめ
- スマートフォン用変換ソフト/サービスにもそれぞれ長所、短所がある
- 自分のサイトがどのやり方にむいているのかの選定が必要