ロジカルシンキングを使った問題解決とは
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- 開発
はじめに
今回は、ビジネスを進めるうえで不可欠である「問題解決」について、ロジカルシンキングを使って実施する方法をコラムにまとめました。 是非ご確認頂けると嬉しいです。
①ロジカルシンキングとは?
ロジカルシンキングとは「一貫して筋が通っている論理的な思考」のことを指しています。
ビジネスを進めるうえで、色々な議論・検討が繰り広げられると思いますが、その全体像を把握したり、結論へたどり着くためにはものごとを論理的に整理することが重要となってきます。 そのため、ロジカルシンキングはビジネス上の問題解決やコミュニケーションを円滑に行うために必須なスキルなのです!
②ロジカルシンキングを正しく行うためにはどうすればいい?
ロジカルシンキングを行う上で留意すべきは、「情報を【漏れ】や【重複】が無く整理すること」です。
たとえばとあるシステムの検討の際に、漏れや重複が生じてしまうと、品質が悪い検討になってしまったり、非効率な検討になりかねませんね。
一貫性を保った検討ができなくなってしまうわけです。ですので、まずは【漏れ】・【重複】を排除するように情報整理することが重要なのです。
【漏れ】・【重複】を排除するように情報整理をすすめるためのポイントを2つご紹介します。
ポイント1:情報整理をすすめるうえで以下の3ステップを意識する!
- 目標を決める
- 検討すべき要素を洗い出す
- 洗い出した要素をさらに細分化する
順々に情報を整理していくことで、漏れや重複に気づきやすくなります。
また、上記を進めるうえで複数の人と意見交換しながら実施するのもとても効果的です。
ポイント2:検討すべき要素を洗い出すとき、分類基準を決めておく!
やみくもに検討すべき要素を洗い出していたのでは、漏れや重複が生じてしまいます。
そのため要素を分類するときの基準をあらかじめ決めておくと、スムーズに要素の洗い出しを行うことができます!
※分類基準の例
- 対称要素で分類する(例:内部/外部)
- 全体像から要素分解する※分類した要素の合計が全体と一致するように考える(例:年齢)
- 時系列で分類する(例:過去/現在/未来)
③ロジカルシンキングを問題解決に活用するには?
これまで「ロジカルシンキングとは?」について説明しました。
ここからは問題解決の流れと、ロジカルシンキングをどのように活用するのか?を説明します。
問題解決を行ううえでの流れは以下の通りです。
- 「現状」と「あるべき姿」のギャップを洗い出す
- 問題・課題設定
- 原因分析・解決策策定
まず、「現状」と「あるべき姿」のギャップを洗い出します。
こうすることで、解決しなければならない問題が浮き彫りになってきます。
ここで浮き彫りになった問題に対して解決策を実施する、というのが問題解決の流れです。
この問題解決の流れの中の「原因分析・解決策策定」の際に、先ほど説明したロジカルシンキングを活用することができます。
以下のようにツリー化して表現するとよりわかりやすいですね。
例:「問題:WEBサイトへのアクセス数が少ない」に対する原因分析
※今回は、対称要素(新規/リピーター)で原因要素を分類しています。
WEBサイトへのアクセス数が少ない
└新規アクセス数が少ない
└SNS運用を実施していない
└SEO対策を実施していない
└リピーター数が少ない
└コンテンツ数が少ない
└リピーター向けキャンペーンが実施できていない
対応策
ロジカルシンキングを活用して原因分析を行うと、 合理的に解決策を導くことができますし、他の人へ説明する際もわかりやすく考えを伝えることができます。
ぜひ活用してみてください。