マーケターにとって必要となるマーケティングスキルとは
戦略立案を手掛けるマーケターには、実のところいろいろなスキルが求められます。ここでは、マーケターがぜひ備えていたいスキルを取り上げて、なぜ必要かや、ブラッシュアップに役立つ方法などを解説していきます。
マーケターに必要なスキルとは?
2017年にガートナー・ジャパン株式会社が発表したデータでは、マーケターに必要とされるスキルが幾つかピックアップされました。マーケターが身につけておくべき能力として上位にランクインしたのが、例えば次のようなスキルです。
- 企画・立案能力
- データ分析能力
- マーケティング全般の経験、知識
- 社内調整力
- プレゼンテーション能力
- デジタルマーケティング専門の経験、知識
これらのスキルの中で1番多い回答になったのが、企画・立案能力です。2位はデータ分析能力、3位はマーケティング全般の経験、知識という結果になりました。ちなみに4位は社内調整力、5位はプレゼンテーション能力です。このデータは、主にマーケティング業務に携わる方を対象にした質問が元になっており、マーケティングの現場の声が少なからず反映されていると言えます。マーケティングの分野でも、スマートフォンなどのデジタルツールの利用は進められていますが、このデータではデジタルマーケティング専門の経験や知識は、6位という結果に。デジタルマーケティングの経験、知識よりも、企画・立案能力やデータ分析能力を重視している方が多いのが分かります。
マーケターにはなぜこのようなスキルが必要?
マーケティングでも重要になるのが、いかに顧客を獲得してビジネスを成功させるかということ。顧客に魅力的なアピールをするためには、まずはマーケターがじっくりとプランを練る必要があるでしょう。目的達成のネックになる問題を発見するのも、マーケターの重要な仕事の1つ。このような業務は、単にマーケティングの知識があるだけではなかなかこなせないのが現実です。
実のところ、マーケティングの仕事をするためには、目の前の課題が何かを発見し、最適な計画を立てる能力が求められてきます。こういった業務に役立つのが、ガートナーのデータで上位にランクインした、企画・立案能力やデータ分析能力です。この手のスキルがあれば、市場データなどを分析して状況を正確に把握し、必要な計画を立てることも可能になります。
また、社内で新しいプランを実行するためには、同僚や上司、他部門のスタッフとの連携が欠かせません。何某かの予算を割く必要がある場合は、関係者を納得させられるようなプレゼンテーション能力も求められてくるでしょう。ガートナーのデータで上位にランクインしている社内調整力やプレゼンテーション能力は、会社という組織の現実を踏まえたスキルと言えるかもしれません。
スキルを身につける方法は?
前述したように、ガートナーのデータでは企画・立案能力が1位になりました。そもそも企画・立案能力とは、ビジネスに役立つような計画を提案し、成立まで持っていく能力のことを指します。この企画・立案能力を発揮するときに役立つのが、例えば次のようなメソッドです。
- 「なぜ」で効用・メリットを考える
- どうやって」で行動・手法を考える
新しい企画を通すためには、その計画がなぜ役立つのかという点を明確にしなければなりません。また、どのように実行するかを説明して、計画の道筋を示す必要もあります。「なぜ」、「どうやって」を意識しながら企画を考えることは、マーケターのスキルを獲得する上でも役立つ方法になるでしょう。
2位のデータ分析能力については、正確にデータを見るスキルを養うのが1つのアプローチになります。このようなスキルを身につけるには、資格取得も効果的。資格取得の勉強は、その分野の知識を体系的に学習できるのがメリットになります。例えば、統計検定やWebアナリスト検定、ウェブ解析士などは、データを分析し、問題点や今後の課題を見つけるためにもプラスになる資格です。正しくデータを読み取り、分析をすることは、企画立案をする上でも非常に大切になってきます。3位のマーケティングの経験、知識をブラッシュアップしたいときには、国際実務マーケティング協会が行っている、マーケティング・ビジネス実務検定などが役立つ資格として挙げられるでしょう。
専門知識の習得につとめ、スキルを磨こう!
企業にとって必要な能力とされる実務的な企画力も、ある程度専門知識がないと実行するのは難しくなります。マーケターに求められる企画・立案能力も、言わば専門知識がベースになりますので、日頃から対策を講じておきたいところです。例えば、インターネットを活用した情報収集や、資格取得の勉強、専門書を読むといった方法で、体系的な知識の獲得を続けていくことが大切。しかるべき知識のストックがあれば、そこから新しいアイデアを生み出して、プランを立てていくこともできます。ガートナーのデータでも、マーケティングの知識は必要なスキルの1つとして挙げられています。デジタルマーケティングなどの新しい分野についても、常にアンテナを張って、情報や知識を集めていく必要があるでしょう。