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顧客体験を進化させる ― KARTE for Appの活用ガイド
2025/12/24公開
スマートフォンアプリは、企業と顧客を繋ぐ重要なチャネルとなっています。しかし、アプリ利用の継続やアクティブ率を向上させるためには、顧客一人ひとりに寄り添ったパーソナライズ体験が不可欠です。 今回は、アプリエンゲージメントの最適化に貢献する「KARTE for App」について、その概要や活用イメージをご紹介します。
- ※エンゲージメントの定義
本コラムでは「エンゲージメント」を、“顧客がアプリに好感と信頼を持ち、積極的かつ継続的に利用する状態”と定義します。KARTE for Appは、このエンゲージメント向上に大きく貢献できるプラットフォームです。
KARTE for Appとは
KARTE for Appは、スマートフォンアプリ内の顧客行動データをリアルタイムで解析し 、個々の状況やニーズに合わせたコミュニケーションを実現するCX(カスタマーエクスペリエンス)プラットフォームです。
膨大な顧客データも統合・可視化でき、アプリ体験を一元管理。顧客の“今”の体験を把握し、最適なアクションを即座に行える点が特長です。
主な特長
アプリエンゲージメントの最大化
顧客ごとの適切なタイミングでのメッセージ配信、キャンペーン訴求、離脱防止施策まで、様々なアプローチが可能です。
顧客単位のデータ統合と分析
バラバラだったデータも、KARTE for Appが顧客軸でリアルタイムに統合・可視化し、アプリ外も含めた顧客理解を促進します。
柔軟なコミュニケーションチャネル
アプリ内ポップアップやプッシュ通知、外部チャネル連携まで、顧客ごとに最適な手段でアプローチ可能です。
利用事例・効果
- 事例①:クーポン未利用者へのリマインド通知でクリック率22.4%向上
某タクシー会社様では、一定数の顧客がクーポンを未使用のまま失効してしまう課題がありました。
KARTE for Appで自社DBと連携し、対象顧客に「3日前」と「7日前」にリマインドのプッシュ通知を実施。
A/Bテストを重ねた結果、クリック率が従来施策と比較して22.4%向上し、キャンペーン利用促進に大きく貢献しました。 - 事例②:プッシュ通知パーミッション獲得率3倍
某アパレル会社様のアプリでは、プッシュ通知の ON率を高めるため、直近1週間以内に3回以上アプリを起動している通知OFF顧客に限定して、ONを促すポップアップを配信。
クリエイティブのA/Bテストを重ねた結果、通知ON誘導のクリック率が施策当初と比べて3倍に改善し、エンゲージメント強化を実現しました。
導入から運用までの流れ
- 1. 要件定義・現状把握
クライアント企業の業務やアプリ利用状況、目標を丁寧にヒアリングし、課題とニーズを整理します。 - 2. 設計・技術準備
SDK組み込みやトリガーイベント設計、計測する顧客行動・成果指標の明確化といった技術準備を進めます。 - 3. 初期設定・環境整備
アプリイベントやメッセージ配信設定のほか、テスト環境での動作検証も重要です。 - 4. 運用・効果測定
KARTE for Appのレポートで効果を可視化し、定例ミーティングで施策を定期的に見直し。PDCAサイクルで改善を重ねていきます。
まとめ
KARTE for Appは、アプリならではの顧客接点を最大化し、継続利用・エンゲージメント向上に貢献する強力なプラットフォームです。
リアルタイムの顧客理解とアクションによって、アプリ運営に新たな価値をもたらします。自社アプリの成長・顧客体験向上に、ぜひKARTE for Appの導入を検討してみてはいかがでしょうか。