CMSってなんだろう?今さら聞けないCMSについてお教えします!
- CMS
1.そもそもCMSとは?
CMSは「コンテンツマネジメントシステム(コンテンツ管理システム)」の略称です。
導入することにより、HTML等の専門知識がなくてもWebサイトの構築や運用が可能となります。
2000年以降、サイト規模の大小に関わらず多くのサイトがCMSを採用しており、現在は上場企業の約4割が導入していると言われています。
2.CMSを導入してWebサイトを構築する主なメリット
主なメリットとして以下が挙げられます。
- テンプレートを利用してサイト全体のデザインを一元管理できる。
- サイト管理者にて随時迅速にコンテンツの更新を行うことができる。
- 技術知識の習得にかかる担当者の時間を、本来の業務に割り当てることができる。
- 自社でサイト管理を行えば、制作会社に外注するよりもサイト運用費用を抑えることができる。
- 複数メンバーでコンテンツ管理をしている場合、編集権限の振り分けができる。
- SEO対策を容易に行うことができ、サイトの目標、目的に近づくことができる。
なお、上記の前提となる、CMS導入する判断ポイントとしては、以下が挙げられます。
- 一時的なサイトではなく長期的に公開するサイトである
- ページ量が多い
- 更新頻度が高い
- 複数要員でコンテンツ管理をしている
3.CMSの種類と特徴
オープンソース型CMS
ソースコードが公開されているCMSのことです。
一番のポイントは、ライセンス費用が必要ないため、コストを抑えてCMSを利用することが可能な点です。
主に小規模サイトで使われています。
世界第一位のシェアを持つWordpressをはじめ、DrupalやJoomla!が代表的なものとなります。
ただし、オープンソースであるが故にセキュリティ面で脆弱性を突かれやすいこと、また、後述する商用パッケージ型CMSやクラウド型CMSと比較するとサポート面に乏しいことがデメリットとして挙げられます。
商用CMS(パッケージ型、クラウド型)
各メーカーが開発したCMSのライセンスを購入して利用するCMSです。
ライセンス買取またはサブスクリプション支払いのパッケージ型と、月額費用を払うクラウド型があり、どちらも中~大規模のWebサイト、主に企業サイトで使われています。
パッケージ型ではSitecore、MovableType、PowerCMS等が、クラウド型ではWix、Wix ADI、JIMDO等が代表的なものとなります。
オープンソース型CMSと比較した場合、費用はかかるものの、メーカーサポートを享受できることがメリットとなります。
4.まとめ
当コラムでは、CMSの基本情報を簡潔にご紹介しました。 CMSの導入により、従来に比較して飛躍的にコンテンツの運用は手軽に行えるようになり、その導入率は今後さらに伸びるものと考えられます。
なお、SCSKのWEBSASでは、Sitecore、Acquia、Oracle Webcenter Sites等 様々なCMSの中からお客様サイトの目的に最適なCMSをご提案することが可能です。
ご興味を持たれた方は、ぜひともご相談ください。