Landoを用いたDrupalローカル環境構築手順(Windows向け)
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目的
Windows環境で、Landoを用いてDrupalローカル環境を構築することを目的とする。
(Landoとは、Drupalに限らず、様々な開発環境をDocker上に展開するツール。)
環境構築手順
Lando(+Docker)のインストール [ブラウザ]
GitHub(https://github.com/lando/lando/releases)にアクセス、Windowsならexe(Macならdmg)ファイルをダウンロードし、実行すればインストール完了。
- ※バージョン名の横に「Latest」と書かれているバージョンを使用する。(最新安定リリース版)
- ※Landoをインストールする際に、「Docker DeskTop」というDockerのアプリケーションもインストールが可能。
(Landoは、Docker上に開発環境を展開するので、未インストールの場合は、あわせてインストールする)- →インストール後、Docker上にて、「WSL2のインストールが不完全です」とのエラーが発生している場合は、指示に従い、Linuxカーネル更新プログラムをインストールし、Restartする。(左下のクジラが緑色であればOK)
Landoの実行
- Drupalプロジェクト作成 [コマンドプロンプト]
新規のDrupalプロジェクトを「composer」コマンドで作成し、ルートディレクトリに移動する。$ composer create-project drupal/recommended-project 【プロジェクト名(任意)】
$ cd 【プロジェクト名(任意)】 - Landoの初期設定 [コマンドプロンプト]
Landoの初期設定を行うために「lando init」コマンドを使用する。$ lando init- ※下記プロンプトが順に表示されるので、以下を選択/入力する。
From where should we get your app's codebase?(参照するフォルダを選択)
→ current working directoryWhat recipe do you want to use?(利用するレシピ(構築環境で動作させるアプリケーション)を選択)
→ drupal10Where is your webroot relative to the init destination?(ルートディレクトリの場所を入力)
→ webWhat do you want to call this app?(アプリケーションの名前を入力)
→【アプリケーション名(任意)】 - Landoの起動 [コマンドプロンプト]
Landoを起動するために「lando start」コマンドを使用する。(初回:1時間程)$ lando start- ※起動に成功すると、ローカルサーバーのアクセスURLがコンソール内「APPSERVER URLS」に出力される。
ブラウザでアクセスすると、Drupalの初期インストールが可能。
- ※起動に成功すると、ローカルサーバーのアクセスURLがコンソール内「APPSERVER URLS」に出力される。
- Drupalのインストール [ブラウザ/コマンドプロンプト]
Drupalのインストール画面が表示されたら、画面に従い、初期設定を行う。- ※データベースの構成については、「lando info」コマンドを使用する。
情報がいくつか表示されるが、その中の「creds」内の「database」「password」「user」を使用する。
また「高度なオプション」の入力に、「internal_connection」内の「host」「port」を使用する。
$ lando info - ※データベースの構成については、「lando info」コマンドを使用する。
- Drupalのログイン [ブラウザ]
インストールが完了すると、トップページにログインした状態で遷移する。
- ※以上で環境構築は完了。
まとめ
本コラムでは、Windows環境上でのLandoを用いたDrupalローカル環境構築手順を紹介させていただきました。
簡単に構築することができますので、ぜひお試しください。