コラム
2024/07/24

Landoを用いたDrupalローカル環境構築手順(Windows向け)

  • CMS
  • 開発

目的

Drupalにおけるユーザの管理と移行について詳しく解説します!Windows環境で、Landoを用いてDrupalローカル環境を構築することを目的とする。
(Landoとは、Drupalに限らず、様々な開発環境をDocker上に展開するツール。)

環境構築手順

Lando(+Docker)のインストール [ブラウザ]

GitHub(https://github.com/lando/lando/releases)にアクセス、Windowsならexe(Macならdmg)ファイルをダウンロードし、実行すればインストール完了。

  • ※バージョン名の横に「Latest」と書かれているバージョンを使用する。(最新安定リリース版)
  • ※Landoをインストールする際に、「Docker DeskTop」というDockerのアプリケーションもインストールが可能。
    (Landoは、Docker上に開発環境を展開するので、未インストールの場合は、あわせてインストールする)
    • →インストール後、Docker上にて、「WSL2のインストールが不完全です」とのエラーが発生している場合は、指示に従い、Linuxカーネル更新プログラムをインストールし、Restartする。(左下のクジラが緑色であればOK)

Landoの実行

  1. Drupalプロジェクト作成 [コマンドプロンプト]
    新規のDrupalプロジェクトを「composer」コマンドで作成し、ルートディレクトリに移動する。
    $ composer create-project drupal/recommended-project 【プロジェクト名(任意)】
    $ cd 【プロジェクト名(任意)】
  2. Landoの初期設定 [コマンドプロンプト]
    Landoの初期設定を行うために「lando init」コマンドを使用する。
    $ lando init
    • ※下記プロンプトが順に表示されるので、以下を選択/入力する。
    From where should we get your app's codebase?(参照するフォルダを選択)
    → current working directory
    What recipe do you want to use?(利用するレシピ(構築環境で動作させるアプリケーション)を選択)
    → drupal10
    Where is your webroot relative to the init destination?(ルートディレクトリの場所を入力)
    → web
    What do you want to call this app?(アプリケーションの名前を入力)
    →【アプリケーション名(任意)】
  3. Landoの起動 [コマンドプロンプト]
    Landoを起動するために「lando start」コマンドを使用する。(初回:1時間程)
    $ lando start
    • ※起動に成功すると、ローカルサーバーのアクセスURLがコンソール内「APPSERVER URLS」に出力される。
      ブラウザでアクセスすると、Drupalの初期インストールが可能。
  4. Drupalのインストール [ブラウザ/コマンドプロンプト]
    Drupalのインストール画面が表示されたら、画面に従い、初期設定を行う。
    • ※データベースの構成については、「lando info」コマンドを使用する。
      情報がいくつか表示されるが、その中の「creds」内の「database」「password」「user」を使用する。
      また「高度なオプション」の入力に、「internal_connection」内の「host」「port」を使用する。
    $ lando info
  5. Drupalのログイン [ブラウザ]
    インストールが完了すると、トップページにログインした状態で遷移する。
  • ※以上で環境構築は完了。

まとめ

本コラムでは、Windows環境上でのLandoを用いたDrupalローカル環境構築手順を紹介させていただきました。

簡単に構築することができますので、ぜひお試しください。

WEBSASくん