
社内セミナー「製薬ソリューションセミナー2018」に参加しました。

先日、弊社にて「製薬ソリューションセミナー2018」を開催いたしました。
「製薬ソリューションセミナー2018」は、製薬・医療機器企業様向けに弊社(SCSK)の製薬ソリューションを紹介するセミナーで、2018年9月14日(金)に「ANAインターコンチネンタルホテル東京」にて開催いたしました。
セミナーでは弊社製薬ソリューションの最新事例・今後の取り組みについて、講演形式での紹介が行われました。
今回はその中の一部講演についてレポートさせていただきます。
講演「デジタルマーケティングの動向と活用」について
講演では、製薬企業におけるデジタルマーケティングの動向とその活用方法について講話させて頂きました。
内容について2つの視点から感想を述べたいと思います。
製薬企業をとりまく情報提供ニーズが変わってきている?
製薬企業には「医薬品についての情報を提供する」という役割がありますが、その情報提供のあり方が変わってきており、今後はデジタルマーケティングを一層活用した情報提供が求められてくるそうです。
その要因としては、製薬業界の市場に以下のような変化が訪れてきているためです。
- 病院側の訪問規制・接待禁止(MRの病院訪問が難しくなった!)
- 医療と患者をつなぐ情報の必要性(医療従事者だけでなく、患者さん/その家族も情報を欲している!)
たしかに、デジタルマーケティングを活用すれば、医療従事者や患者の都合の良いタイミングで情報を提供することができます。
デジタルマーケティングは、多忙な医療従事者の「都合の良い時間に必要な情報を効率的に得たい」というニーズに答える手段になり得るのではないかと感じました。
ただ、デジタルマーケティングを活用した情報提供手段としては既に「製薬企業サイト」が知られています。
そのため、いままでとは違った新たな「製薬企業サイト」の役割を見出す必要があるのかもしれません。
では、今後はどういった「製薬企業サイト」を作り上げていく必要があるのでしょうか。
これからの製薬企業サイトには「エンゲージメント」が重要!
「エンゲージメント」とは企業や商品(医薬品)などに対してユーザが愛着を持っている状態を指しています。
これからの製薬企業サイトにおいては、「エンゲージメント」を産み出していくことが重要なのだそうです。
エンゲージメントを産み出すことで、単なる情報提供だけでなく、長期的な処方数や売上向上、さらに商品価値向上へとつなげることができ、「製薬企業サイト」に新たな価値を見出せるようになるそうです。
今回講演にて「エンゲージメント」という言葉について学びましたが、たしかに、自分の行動を振り返ってみても企業とのエンゲージメントを深めることは重要だと思いました。
普段私が商品を購入する際ですが、「情報収集⇒購入⇒気に入る⇒再購入※リピーター化、同ブランドの商品も購入してみる」といった行動をとる場合が多いです。
普段の行動のなかに「エンゲージメントを高める」という動作が溶け込んでいることを知り、「エンゲージメント」がマーケティングの中で重要なのだと再認識しました。
今挙げたのは商品購入の例になりますが、製薬企業⇔医療従事者、あるいは製薬企業⇔患者にも同じことが言えるのではないでしょうか。
エンゲージメントを高めることで、企業の信頼を勝ち取りもっとサイトの情報を利用したくなる、サイトで紹介している医薬品に興味を持つ、などにつながると思います。
今後は、「エンゲージメント」を産み出せるようなサイトの仕組みづくりが重要になってくると思いました。
WEBSASブース出展
セミナーでは講演の他にも合間でブース展示が行われ、WEBSASも出展させていただきました!
WEBSASブースで紹介したのは、「医療従事者向けサイト用テンプレート」について。
WEBSASでは、Webサイト構築事例のノウハウをもとに、安価で早期に立ち上げ可能な医療従事者向けWebサイト基盤のご提供を企画し、開発を行っています。
こちらについてデモ画面を用いての紹介をさせていただきました。
多くの製薬企業様にご参加頂き、コミュニケーションを取りながらソリューションについてご紹介できる素晴らしい機会となりました。