
『日経 xTECH EXPO2018』の参加レポート

先日、日経 xTECH EXPO2018に参加してきました。
「日経 xTECH EXPO2018」は、2018年10月17日~19日(3日間)に東京ビックサイトで開催された日経BP社主催イベントで10のカテゴリ別のブース展示と講演が開催されました。
政府発表の「未来投資戦略2018」にもある通り、第4次産業革命として各業種・分野における技術革新が掲げられており、2016年頃から流行りだした、IoT/AI/ビッグデータ/RPAなども実用化が始まり、2018年はまさにxTech元年と言えるかもしれません。
今回は、「Security Solution 2018」「クラウドImpact 2018」を中心に特に印象に残った話題をレポートさせて頂きます。
クラウドの現在地と未来
日経xTECH/日経SYSTEMSによる「世界3大クラウド徹底比較」の講演を拝聴させて頂きました。
米アマゾン ウェブ サービスの「Amazon Web Services(AWS)」、米マイクロソフトの「Microsoft Azure」、米グーグルの「Google Cloud Platform(GCP)」の3大クラウドを38項目で比較しつつ、
- AWS:導入ユーザや構築パートナーも多い【人気者】
- Azure:オンプレミスの資産(MS製品)とも親和性の高い【優等生】
- GCP:ビッグデータやディープラーニングに一日の長がある【天才肌】
というキャラクターをつけて、わかりやすく解説して頂きました。
当社でもWebシステムと親和性の高いIaaS活用は当たり前になってきていますが、それぞれ、PaaS/SaaS領域までカバレッジ範囲を広げてきており、今後はより高次でのクラウド活用が必要になってくると認識しました。
また、特に印象に残った言葉として、「マルチクラウド」というキーワードがありました。
例えば、「AWSのS3に蓄積したビッグデータをGCPに取り込みBigQueryで解析する」といったクラウド同士の強みを活かす考え方です。
クラウドの登場により、システムは所有型から利用型へと変化を加速してきていますが、この概念はベンダーやアーキテクチャの垣根すら超えて、ユーザは「呼吸をするように」データに対する結果を自由に得られる時代になってきていると感じました。
SCSKも出展しました
当社も「超高速開発コミュニティ」の1アクターとしてブース出展させて頂きました。
SCSKブースでは、SCSKオリジナルの超高速開発・実行基盤である「FastApp」をご紹介させて頂き、多数のお客様にご来場頂きました。
編集後記
今回は3大クラウドに関する講演から特に印象に残った内容を掲載させて頂きましたが、クラウドの進化、ビッグデータの蓄積と利用においては、セキュリティをどのように担保するのか、という点も重要であり、ブロックチェーンによるデータ分散やセキュリティ監視など、今後求められるであろう先端技術にも触れる事ができました。
我々もユーザ様がリスクなく安心して利用できるシステム開発をご提案していきたいと考えております。