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2019/05/15

デジタルマーケティングに活用できるCMS Sitecoreとは?

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デジタルマーケティングに活用できるCMS Sitecoreとは?デジタルマーケティングがなかなか思うように機能せず、Webの集客や売上に伸び悩みを感じている人もいるのではないでしょうか。そのような場合、Sitecoreの導入によってデジタルマーケティングの悩みの大部分を解決できる可能性があります。今回はSitecoreについて、その特徴であるデジタルマーケティングに関する機能やメリットを中心に、導入事例もあわせて紹介します。

Sitecoreとは?

Sitecoreとは、デンマークに本社を構えるSitecore社が提供している多機能なCMS(コンテンツマネジメントシステム)のことです。CMSはWebサイトの運営や更新の業務効率化の面が主に注目されますが、Sitecoreは多言語サイト対応やグローバル規模でのWebサイトの構築、運営、集客に非常に優れた効果を発揮するCMSです。

デジタルマーケティング機能が充実したCMSである、 Sitecoreの概要や特徴について紹介します。

Sitecoreはデジタルマーケティング機能の充実したCMS

Sitecoreは、Webサイトの運営や更新、SNSとの連携、ブログの管理、パーソナライズ(個々のユーザーごとに表示させるページをカスタマイズさせる機能)を一元的にできる、高機能かつ多機能で直感的な操作が可能なCMSです。その優秀さは、IT分野の調査・コンサルティングを公平な第三者として行うガートナー社が、ITの各分野で製品を調査・評価するマジッククアドラントにおける評価で証明されています。同社による調査の結果、2018年度のWebコンテンツ管理(CMS)分野でSitecoreは9年連続で「リーダー」に選出されています。同調査の「実行能力」軸では、4年連続で最上位を獲得しています。

Sitecoreのさまざまな特徴と機能

Sitecoreには3つの主な特徴があります。

  • 大規模サイトの利用に適している
  • ほかのビジネスアプリケーションのCRMやBIツール、コンテンツなどのデータベースとスムーズな統合ができる
  • 顧客の属性やサイト内での行動履歴に合わせてコンテンツを表示、顧客の要望をトータルにサポートできる

詳細な機能や特長は、以下のとおりです。

デジタルマーケティング機能が充実

Sitecoreの最大の特徴は、充実したマーケティング機能です。ABテスト(Webサイトの効果・反響を測定・検証するマーケティング手法)、メールマーケティング、マーケティングオートメーション(マーケティング機能の自動実行)などの機能がSitecoreだけで実現できます。

管理者の負担軽減とシステム全体の運用コストを低減

オンラインマーケティングに活用できる機能が組み込まれているため、Webサイトとオンラインマーケティングを一元管理でき、管理者の負担の軽減やシステムの運用費用を低減できます。

多機能さと使いやすさを両立

HTMLやCSSの知識がないユーザーでも直感的に編集・操作ができます。また、マルチデバイス対応、マルチサイト管理、ワークフローなどに対応し、多機能でありながら使いやすいCMSです。

動的サイトを構築できる

Sitecoreのデジタルマーケティング機能をいかして、訪問者ごとのサイト内での行動履歴分析を行います。分析結果に基づき、訪問者のニーズにマッチしたコンテンツの表示(=パーソナライズ)に対応、ユーザーごとに最適な情報を提示することで、コンバージョンやユーザーの満足度を向上できます。

優れた拡張性

.NET(主にWindows系システム開発のフレームワーク)ベースの他システムとの連携や、外部データベースとのスムーズな統合が可能です。また、モジュールを活用することでCRMシステムやSNSとの連携も容易です。

充実のセキュリティ機能

ユーザフレンドリーな管理画面から管理ツールを使って細かい権限設定が可能です。また、アプリケーションとしてもSitecore社の保証のもとセキュリティ対策が行われています。

Sitecoreのメリット・デメリット

Sitecoreにはさまざまな機能があることがわかりましたが、メリットやデメリットがあります。

Sitecoreのメリット

Sitecoreの主なメリットは4つあります。

マーケティング機能の活用によりWebサイトの訪問者数・売上の増加が見込める

アクセス解析やパーソナライズ、ABテスト、メールマーケティングなど、充実したWebマーケティング機能によりWebサイトの訪問者数を増やし、成約率を高めることが可能です。また、Webサイトの閲覧、メールマガジンの開封状況に応じて、あらかじめ設定しておいたキャンペーン情報を案内するマーケティングオートメーションにまで対応できます。さらに、顧客とのやりとりや関係を一時的・断続的ではなく継続的に行えます。

多言語対応により効果的なグローバルサイトの構築を実現

Sitecoreは多言語対応のCMSです。英語や中国語、ドイツ語、フランス語などの海外向けサイトを日本語と同じインターフェースで作成・運用・管理ができます。

シンプルな運用オペレーションとコストメリット

多くの企業が別々にシステム導入しているアクセス解析、動的サイトの作成、マーケティングオートメーションなどの機能を1本にまとめられます。さらに専門的な知識を必要とせずにドラッグ&ドロップを中心とした直感的な操作で、それらの業務を行えます。複数のシステムやアプリを導入して連携させるよりも、コスト面でメリットがあるといえます。

導入・運用の際にベンダーの厚いサポートを受けられる

Sitecoreは世界中の多くの企業に導入されており、日本には日本法人が設立されています。また。日本国内の企業とパートナー契約を結んでいるため、国内企業から導入や運用に関する必要にして十分なサポートが受けられます。海外製のCMSの場合、品質は高くても十分なサポートが受けられないケースもありますが、Sitecoreはその心配がありません。

Sitecoreのデメリット

Sitecoreのデメリットは以下の2点です。

ライセンスコストが発生する

費用対効果という点では非常に優れたSitecoreですが、導入時のイニシャルコストや保守・運用のためのランニングコストが発生します。効果を無視してコストだけで比較すると、無償のオープンソース型CMSや廉価なCMSよりもコストがかかる可能性があります。

システムやサーバーにトラブルが生じた際にはベンダーの対応に依存してしまう

SitecoreのデメリットではなくCMS全般の問題ですが、トラブルが発生した際の対応がベンダーに依存するというデメリットがあります。システムやサーバーのトラブルは頻繁に起こることはありませんが、サポート体制が整ってWeb全般に関する知識の高いスタッフがそろっているベンダーと契約をしておく必要があります。ただし、ベンダーに依存することは必ずしもデメリットではなく、自力で解決しなくてもベンダーから適切なサポートが得られて速い解決が可能というメリットでもあります。

Sitecoreの導入事例

Sitecoreの導入事例として、弊社で担当させて頂いた住友商事株式会社様を紹介します。事例を参考にすることでSitecoreの持つ多機能さ、グローバル性、利用しやすさ、導入後の効果などを参考にできます。また、Sitecore社のWebサイトにはほかの導入事例が掲載されています。

まとめ

Sitecoreは多機能さと使い勝手を両立したCMSです。ユーザーの特性を分析し、最適なコンテンツを個別に表示させるなど、デジタルマーケティング機能が充実していることが強みです。さらにCRMとの連携により戦略的な販売促進が可能です。こうした機能や多言語機能などを活用することで、高品質で訴求力の高いECサイトやグローバルサイトを構築できます。事例を参考に、Sitecoreの導入を検討してみてはいかがでしょうか。