小売業様 プリペイドカード管理サイトのモバイルカード基盤構築事例
基本情報
- 業種
- 流通・小売
- 導入規模
- 1000~4999人
- 業務
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小売業
- プロジェクト期間
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4.5ヶ月
- サーバー環境
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Redhat Linux/Apache/Tomcat/Java/MySQL
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- 実施行程
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要件定義/システム開発/システム運用
豊富な導入実績を参考に、貴社に合うサービス要件を提示します。
相談・お問い合わせ(無料)概要
導入の背景
店舗での追加チャージが可能なプリペイドカードは既に展開していたものの、Webからは残高照会しかできない状況でした。 海外でのオートチャージサービスに倣い日本でも同様のサービスを行うことでプリペイドカードの価値を高め、店舗への来店を促すことができると考え、オンライン入金およびオートチャージを可能とするシステムを構築するに至りました。
導入のポイント
- オンライン入金/オートチャージ機能の実現
- 顧客管理・決済管理・入出金管理はSaaSを利用し、スピーディかつ低コストでシステムを構築
システム概要
会員登録およびプリペイドカードの情報を登録することで、プリペイドカードへのオンライン入金、オートチャージ、残高照会などが可能となるWebサイト。マルチデバイス(PC、スマートフォン、フィーチャーフォン)に対応。
効果・展望
- CRMと顧客情報を連携して購入実績に応じたサービスチケット配布など、ロイヤルカスタマー獲得のためのサービス拡充
- よりスムーズで快適なキャッシュレスサービスを提供するために、将来的なモバイルカードアプリ提供への展望
- 以上のサービス実現による店舗への来店数・売上の飛躍的な向上
システム化の目的・背景
システム化以前は店舗でのみ入金のできるプリペイドカードが販売されており、エンドユーザの間でプリペイドカードの利用が定着してきている状況にありました。
このような状況で、プリペイドカードを使ってWeb決済する仕組みを提供することはキャッシュレスサービスの利用者拡大を図る大きなメリットがあると考え、以下の2点を目的としてシステム構築を行うこととなりました。
- プリペイドカードの価値向上
- エンドユーザに対するロイヤルティサービスを行うための店舗の利用履歴と会員情報との紐付
また、システム化を行うにあたり、以下の3つの機能要件を実現しています。
- マルチデバイス対応(PC、スマートフォン、フィーチャーフォン)
- 既にサービスを提供しているMyページサイトとのシングルサインオン
- 決済管理/Webマネーの入出金管理を行うSaaSとの連携
システム化のための手段
フレームワークにseasar2を用いて効率的な開発を実施
サービス開始までの全工程期間が4ヶ月半という短期間であったため、アプリケーション開発のフレームワークにseasar2を採用し、トランザクション処理実装の標準化を図りました。
SaaSとの連携
顧客管理・Web決済管理・入出金管理についてSaaSを利用して実装を行うことにより、開発・テストの期間を短縮しました。
システム化の効果
店頭での入金だけでなく、オンライン入金、オートチャージ機能の提供によってサービスを強化した結果、プリペイドカードによる売上の向上に結び付きました。また、CRMシステムと連携することで購入実績に応じたオンラインチケットの配信などのサービスの提供が可能となりました。
将来的にはモバイルFeliCa対応機種をプリペイドカードとして使用できるモバイルカードアプリを実現し、スムーズなキャッシュレスサービスを各店舗で展開することによる来店者数、売上の向上も見据えています。
担当者より一言
短納期でありながら、非常に戦略的なシステム構築に参画できた点、得るものが多かったと感じています。SaaSを利用した開発は、システム構築の期間を軽減はしますが、エラーが発生した場合のリカバリシナリオは事前によく詰めておく必要がある、と感じました。システムが分かれていることがあたかもそこに責任分解点があるかのような意識を生むことがあります。構築システムのアウトプットの整合性に対するチェックがおざなりになることの無いようにサービスを提供することの重要性を再確認する毎日です。
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