ブラウザシェアレポート Vol.4
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今回は、2015年9月~11月における国内のOS&ブラウザのシェアをレポートします。
日本国内のモバイル
OSシェア
iOS(65.3%)、Android(34.2%)という結果になりました。
やはり国内では3人に2人はiPhone利用者というところでしょうか。Safari利用者が多くを占めることも納得できますね。
ブラウザシェア
Safai(63.5%)、Chrome(19.3%)、Androidブラウザ(15.4%)という結果になりました。
各ブラウザ共通して、大きな変動がないことから利用者は1度決めたブラウザは使い続けるのではないかと推測できます。
日本国内のタブレット
OSシェア
iOS(73.2%)、Android(25.0%)という結果になりました。
iOSモバイル利用者がSafariを利用する割合と比較すると、iOSタブレット利用者がSafariを利用する割合が低いように感じられますので、iOSタブレット利用者はSafariとは限らずChromeを利用する場合もあることを考慮する必要がありそうですね。また、ここ最近私の周りでSurface利用者が増えてきましたが、2強に比べると、Windows8や8,1はまだまだといった感じですね、やはりビジネス利用が多いのでしょうか。
ブラウザシェア
Safai(68.4%)、Androidブラウザ(18.2%)、Chrome(9.7%)という結果になりました。
モバイルブラウザではChrome利用者優勢でしたが、タブレットではAndroid優勢というおもしろい結果ですね。これは集計のからくりなのか、それともデバイスの特性なのか、理由が気になるところです。
日本国内のデスクトップ
OSシェア
Windows 7(47.0%)、OS X (16.0%)、Windows 8.1(14.5%)、Windows 10(9.5%)、Windows Vista(3.6%)、Windows XP(2.8%)という結果となりました。
この結果は、2015年11月時点のものなので、Windowsのバージョンにばらつきがありますが、近い将来、Windows VistaやWindows7の利用者はWindows 8.1へ推移することになるでしょう。Vol.3と比べて、Windows XPの利用者がさすがに減ってきましたね。
また2015年10月以降、OS Xの利用者が増えていますね。Mac Pcの発売に関連したのでしょうか。
ブラウザシェア
Chrome(39.1%)、IE11(27.1%)、FireFox(15.5%)という結果になりました。
デスクトップPCでWeb閲覧をする場合に、3人に1人はChromeを利用していることになります。
2015年10月以降IE11利用者が減り、Chrome利用者が順調に増えています。OS Xの推移と関係がありそうですね。
編集後記
Vol.4になったこのシリーズ。市場動向に関して、感覚的には世の中こんな流れ?といった漠然とした感覚はありつつも、数値にしてみると意外な結果がわかるものだなと改めて感じました。Webディレクタとして、クロスブラウザ試験や、CSSを駆使する案件に携わることが多く、WebブラウザのバリエーションとOSの市場調査は欠かせないものですね。
この集計結果は、公開されたWebサイトのロケーション情報から「日本国内」と割り出しているため、必ずしも日本人がということではありませんし、BtoB向けや企業・法人で利用するサイトなど主に社内PCから閲覧する場合には、この結果とは違った考慮が必要になることもあります。
ですが、こういった市場を理解することで、より多くの利用者に最適なWebサービスが届けられると信じて、このレポーティングは続けていきたいと思います。