コラム
2025/02/25

手作業での仕切り価格管理はもう限界・・・B2BECサイト導入で効率アップ!

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手作業での仕切り価格管理はもう限界・・・B2BECサイト導入で効率アップ!B2Bの取引では多くの販売先との間で様々な商品の注文を取り交わしますが、これを手動で対応すると非常に煩雑で業務上の負担も大きくなってしまう場合があります。

一例として仕切り価格は、各商品に対して販売先ごとの割引額を管理する必要があり、販売先と商品の数を掛け合わせた件数を扱うことになってしまいます。
このため取引の規模が拡大していくと、数百万件規模の仕切り価格を取り扱うことも珍しくありません。

このように膨大なデータを手作業で1つ1つ更新していく運用は非常に効率が悪く、操作ミスによる誤りも発生しやすくなってしまいます。
更に仕切り価格は誤って別の販売先へ共有しないよう注意する必要があり、その管理負荷は非常に高くなりがちです。

このような課題への打ち手として、B2BECサイトを導入し販売先に関する様々な情報をシステムで一元管理する方法が考えられます。

まずはB2BECサイトがどのように仕切り価格を管理しているのか、具体例を挙げて説明したいと思います。

B2BECサイトの仕切り価格管理方法

B2BECサイトの管理画面(バックオフィス)では各商品の標準価格(定価)に加えて、販売先毎に割引した仕切り価格も設定できます。
価格を設定した後にB2BECサイトへアクセスすると、まずは各商品の標準価格が表示されますが、販売先ユーザでログインを行うとその販売先向けの仕切り価格が表示されます。
このように販売先毎のアクセス制御が自動的に行われるため、他社向け仕切り価格が誤って表示されることがありません。

販売先1つ1つに仕切り価格を設定する手間を省くため、複数の販売先をグルーピングしてそのグループ単位で仕切り価格を設定できる機能を提供しているソリューションもあります。

このようにシステム化することで、手動運用と比較して管理負荷が大きく削減できることがお分かりになるかと思います。

続いて、B2BECサイトは他にどのような種類の販売先情報を扱うのか、確認していきましょう。

B2BECサイトで扱う主な販売先情報

販売先に関する情報は、大きく基幹システムから連携される情報と、B2BECサイト内で管理する情報の2種類に分けることができます。
この考え方は会社ごとに異なりますが、一例として次のようにカテゴライズすることができます。

  • 基幹システムで管理される情報 一般的に基幹システム側で登録・管理される情報のため、これらは基幹システム連携での自動取り込み、または定期的な手動更新作業でB2BECサイトへ反映されます。
    • 販売先の会社情報(会社名、所在地等)
    • 販売先の拠点情報(配送先となる物流拠点の所在地情報等)
  • B2BECサイト内で管理される情報 基幹システムでは管理されず、B2BECサイト内で閉じて管理されることが多い情報のため、B2BECサイト管理画面の機能により登録・更新を行います。
    • 販売先の購買担当情報(B2BECサイトのユーザアカウント)
    • 販売先に対する各商品の販売可否
    • 販売先に対する各商品のECサイト向け仕切り価格

このようにB2BECサイトでは販売先に関する様々な情報を取り扱いますが、これらを効率的に管理するために必要な機能を例に沿って整理したいと思います。

B2BECサイトに求められる販売先管理機能

  • 管理画面の機能
    • 基幹システムより販売先会社、拠点等の情報を連携。
    • 販売先に所属する購買担当をB2BECサイトユーザとして登録。(初回ユーザ登録)
    • 販売先をグループ化し、グループに対して商品毎の販売可否、仕切り価格を設定。
  • B2BECサイトの機能
    • 販売先会社、拠点等の情報を表示。
    • 販売先に所属する他の購買担当をB2BECサイトユーザとして招待。
    • 販売先の購買担当ユーザに応じて商品の出し分けや仕切り価格を制御。

複数の販売先に対してまとめて仕切り価格等を設定することができ、販売先の情報も基幹システムからB2BECサイトへ自動反映されるため、作業量が少なく効率化を図れています。
また管理画面で初回ユーザ登録を行った後は、B2BECサイト上でユーザ自身の操作で他のユーザを招待できるため、ユーザ登録依頼の問い合わせ頻度も少なくできるでしょう。

まとめ

B2BECサイトを導入する効果について、ご理解いただけたでしょうか。
このように手動で運用していた業務の負担を大きく減らすことが可能です。

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