CMS
Drupal 多言語サイトにおける「ユーザーインターフェースの翻訳」の活用
2025/11/13公開
Drupalのユーザーインターフェースの翻訳とはあるメッセージに対する言語ごとの翻訳を設定することで、その設定をもとにサイト上で翻訳後のメッセージを表示することができる機能です。
ユーザーインターフェースの翻訳とは
あるメッセージに対する言語ごとの翻訳を設定することで、その設定をもとにサイト上で翻訳後のメッセージを表示することができる機能です。
手順
①Interface Translationモジュールの有効化
ユーザーインターフェースの翻訳を行うための「Interface Translation」モジュールを有効化します。
②言語設定の確認
環境設定 > Region and Language > Languageの画面で、言語設定の確認をします。
「リスト」タブで、サイトで使用する言語を確認します。
デフォルトでは、インストール時に選択したデフォルト言語のみが表示されているので、必要に応じて言語を追加します。
「判定と選択」タブでは、対象の言語をどのように判定するかを設定することが可能です。
例えば「URL」では、"/jaであれば日本語"、"/enであれば英語"といったような判定をすることができます。
③ユーザーインターフェースの翻訳の設定
各言語に対し、翻訳元のメッセージおよび翻訳後のメッセージを設定します。
画像の場合だと、「Custom block type」という文字列は、日本語(/ja)でアクセスした場合は「カスタムブロックタイプ」と表示されることになります。
まとめ
多言語サイトを作成する際、例えばコーディングで言語ごとにメッセージを出し分けるような処理をしなくても、ユーザーインターフェースの翻訳の設定をするだけでメッセージの出し分けができるようになります。
サイト構築時のみでなく、保守・運用フェーズに入ってからも非常に便利な機能の一つとなるため、ぜひ活用してみてください。