KARTEレポート入門 ― 顧客行動を読み解く主要分析機能をご紹介
「施策は実施しているが、どこが効いているのかわからない」
「ユーザーがどこで離脱しているのか把握できない」
「前に作ったレポートからは、次の打ち手につながらない」
Webマーケティングの現場では、このような課題が多く見られます。
顧客データは蓄積されているものの、“点の数値”としての分析に留まり、ユーザーの一連の行動や体験まで把握できていないケースも少なくありません。
そのような課題を解決するのが、「KARTE」のレポート機能です。
KARTEでは、ユーザー単位のデータをリアルタイムに解析し、行動の流れや施策の結果を多角的に可視化することで、効果的な改善施策の立案を支援します。
本記事では、KARTEの主要なレポート機能をご紹介します。
KARTEのインサイト機能
KARTEのレポート機能は、ユーザー単位で蓄積されたデータを活用し、定量分析と定性分析を組み合わせることで、より深い顧客理解と意思決定を可能にします。
「誰が」「どのように行動し」「なぜ成果につながったのか」を分析するために必要な機能が多く備わっています。
- 誰が
分析した全ての情報は、該当するユーザをすぐに参照できるようにまとめられます。
レポート上の気になるデータをクリックすると、対象となるユーザの情報がその場で参照することが出来ます。 - どのように行動し
ユーザの行動履歴や、発生したイベントが時系列順に並んだユーザーストーリー機能や、ユーザの操作内容を動画で確認できるKARTE Live機能を使って、ユーザの行動を細かく確認できます。 - なぜ成果につながったのか
事前に設定したゴールに対し、施策毎、ユーザ毎など、様々な基準でレポートを作成することができます。
主なレポート機能
KARTEには様々なレポート機能があります。
本コラムでは、そのうちの一部についてご紹介いたします。
| レポート名 | 機能概要 | 利用例 |
|---|---|---|
| ファネルレポート | ユーザー行動と施策効果を一連の流れで可視化し、どの施策が成果に寄与しているかを直感的に把握できる分析機能 |
ECサイトの購買導線改善 商品詳細→カート→購入の到達率を分析し、離脱率の高いステップ(例:カートイン前)を特定してUI改善を実施 キャンペーン効果の検証 セール期間前後でファネル到達率を比較し、施策がどのステップに効いているかを把握 中間KPIの最適化 「お気に入り登録」などの中間ステップを設定し、ゴールへの寄与度が高い行動を特定 |
| ユーザーレポート | セグメント単位でユーザーの行動傾向や特徴を可視化し、定量・定性の両面から深く理解できる分析機能 |
優良顧客セグメントの特定 ゴール率・客単価が高いセグメントを抽出し、重点ターゲットとして施策を強化 成長セグメントの把握 来訪増加率の高いセグメントを確認し、新たなポテンシャル層として育成施策を検討 ユーザー行動の深掘り分析 気になるセグメントをドリルダウンし、実ユーザーの閲覧履歴や接客接触状況を分析 |
| 接客サービスレポート | ABテストによる接客の効果差分を可視化し、どの施策が成果向上に寄与しているかを定量的に把握できる分析機能 |
ABテストによる施策効果検証 未実施群との比較からリフトアップ値を確認し、成果に寄与した接客を特定 効果の高い接客の横展開 リフトアップ・ゴール率の高い接客を他セグメントにも展開し成果最大化 非効率な接客の改善・停止判断 マイナスリフトアップの接客を特定し、クリエイティブ・配信条件の見直し |
| ゴールレポート | 最終ゴールに対する中間ゴールの寄与度や相関関係を可視化し、成果につながる重要な行動を特定できる分析機能 |
重要な中間KPIの特定 「再来訪」「お気に入り登録」など複数の中間ゴールの中から、購入への寄与度が高い行動を特定し、重点指標として設定 施策優先度の判断 相関の高い中間ゴール(例:資料DL後の申込率が高い)を起点に、リソースを集中投下すべき施策を明確化 導線設計の最適化 中間ゴール→最終ゴールの遷移率を比較し、成果につながりやすいユーザー行動フローに沿った導線改善を実施 |
まとめ
本記事では、KARTEにおける主要なレポート機能として、ファネルレポート、ユーザーレポート、接客サービスレポート、ゴールレポートをご紹介しました。
これらのレポートは、それぞれ異なる切り口からデータを分析し、
- ユーザーの行動の流れを把握する
- セグメントごとの特徴を理解する
- 施策の効果を定量的に評価する
- 成果につながる重要な行動を特定する
といった役割を担っています。
単体でも有用ですが、これらを組み合わせて活用することで、「どこで課題が発生し」「誰に対して」「どの施策が有効だったのか」といった一連の流れを可視化し、顧客理解から施策改善までを一貫して行うことが可能になります。
再現性のあるマーケティング施策と継続的な改善サイクルの実現につなげることができます。
まずは自社の目的に合わせてレポートを使い分けながら、顧客理解と施策精度の向上に役立ててみてはいかがでしょうか。
KARTEについて
KARTEについて、他のコラムでは別の機能についてご紹介しています。
施策の導入や実施については、こちらのコラムをご覧ください。