WEBSAS Day Vol.7 WEBSAS×グローバルサイト ~全世界へ強みが「伝わる」Webサイトの作り方~
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2017/3/27(月)弊社オフィスにて、「WEBSAS Day Vol.7 WEBSAS×グローバルサイト ~全世界へ強みが「伝わる」Webサイトの作り方~」を開催いたしました。
登壇:WEBSAS 上野、株式会社LYZON 藤田様
2017年04月14日 WEBSAS 広報
以下、当日の講演内容のポイントをWEBSAS広報担当がまとめました。
グローバルビジネスを支えるサイト構築のポイント (by WEBSAS 上野)
日本国内では知名度のある企業でも海外市場ではまだまだ認知されていない企業は数多くあります。
全世界のユーザーに企業の実力を余すとこなく伝えるにはグローバル視点と各ローカル視点、両軸での戦略と情報発信が必要です。
グローバルで戦略ツールとして活用できるWebサイトを実現するポイントをご紹介します。
- グローバルサイトとは
グローバルサイトと言いつつ、日本のサイトを明らかにただ翻訳しただけのサイトや、情報が不足しているサイトを見たことがありませんか?これではいつまで経っても企業認知や製品認知が進まず、グローバルサイトの役割を果たしているとは言い難いです。
グローバルサイトは、全世界のユーザに企業の強みを伝え、この企業と取引したいと思わせるサイトである必要があります。
- グローバルサイト化のステップ
日本が主体で決めた内容をただ各国に展開するのではなく、各国の担当者の意見を聞きながら巻き込んで企画・開発を進めることが大切です。ただ、一度に全ての国を対応しようとすると、時間がかかったりリスクが高まります。そのため、日本や米国などWeb活用度が高い国から開発を着手し、まずはあるべき姿で熟成度の高いサイトを作り上げます。次に、成功事例を目に見える形でモデル化し、他の国へ横展開します。その結果、各国展開が終わると日本や米国のサイトと同じようなサイトが、全世界で構築されている状態になります。
- グローバルサイトの最終的なゴール
グローバルサイトは、構築して終わりではありません。現地のWebサイト運用者が、現地のニーズにあわせて自分の力でコンテンツを継続して改善できる状態になることが最終的なゴールです。そのために、グローバル視点とローカル視点の両軸で施策を行います。
- グローバル視点での施策
Webサーバや共通コンテンツの運用を本国でまきとり、ローカルの負荷を低減させます。例えば、会社紹介・グローバルの事例・基礎知識コンテンツ等、グローバル共通で使用できるコンテンツの運用を本国で吸収します。本国の負荷は上がりますが、ここをまきとることによってローカルには注力してほしい業務に集中してもらう体制作りができるので、実施する価値が非常に大きいです。
- ローカル視点での施策
現地法人の一番大事な業務は、現地の事業や顧客ニーズを把握したサイトにしていくことです。各国で事業内容は異なり、顧客の声も違います。グローバル視点での施策により運用の負荷が低減された分、ローカル独自のコンテンツの企画・制作に集中し、現地にあわせたサイトにする取り組みを行います。
グローバルサイト構築の実践ノウハウ (by 株式会社LYZON 藤田様)
国ごとに千差万別なIT情勢や分散しがちなシステム構成という課題をどのように解決して構築していくか、実践的な構築ノウハウ・ポイントを実績とともにご紹介頂きました。
受講者の感想
- グローバル規模の案件だと、トラブル要素も国内案件と異なるため難しい。トラブル要素をあらかじめ潰し、一貫した方針のもと進めるべきという事は分かってはいるがいざ実践すると上手く行かない場面が多々ある。今回のセミナー内容に、「上手く行かない」と思っている事柄を解消するきっかけになりそうなポイントが要所にあった。適宜内容を振り返りながら実践で試していきたいと思う
- 普段国内向けのサイトしか制作していないため、システムを導入するために地域別マーケティングやグローバルへの環境調査を行うなど、これまでと違う観点が知れて勉強になりました。難しそうですが、非常にやりがいがあるPRJであることが伝わってきました。
- 今回のセミナーで構築ポイントの取っ掛かりが分かった。資料がとても分かりやすく、要点をしぼってまとめられていて良かったです。プロジェクトあるある課題の内容に普段痛感している事が多く、解決の施策をさらに深くお話をお聞きしたいと感じました。
- グローバルサイト案件における、よく起こる課題の話を聞いて、なるほどと思った。通常の案件とは異なる視野も併せ持つ必要があるので、実践的な話が聞けてとても参考になった。
編集後記
個人的な経験としてグローバルサイト案件で上手く立ち回れなかったことがあり、「あの時こうすれば良かったのか」「次はこうしよう」と受講しながら何度も思いました。今回はグローバルサイト構築の入門編のような位置づけの内容で、次は更に深く掘り下げグローバルPIM(製品情報管理システム)を紹介したい!とメンバーの意気込みも十分です。
ご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました。
2016年度最後の「WEBSAS Day」開催でした。来期の「WEBSAS Day」もご期待ください。