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学校・教育機関

学校法人駿河台学園様
駿台予備校Webリニューアル事例

学校法人駿河台学園様
駿河台学園様グループ企業であるエスエイティーティー株式会社様と共に、Oracle WebCenter Sitesを活用したWebサイト基盤をご提供し、約1年後のサイト訪問者数30%増、イベント申込率を10%増へ貢献いたしました。(23か月)
学校法人駿河台学園様

業種

学校・教育機関

導入規模

100~499人

業務

教育サービス

サーバー環境

RedHat Linux/DB2/WebSphere/Java/Oracle WebCenter Sites

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学校法人 駿河台学園様は、教育サービスを提供する総合教育機関として、2018年で100周年を迎えます。

駿台予備学校は、「第一志望は、ゆずれない。」をキャッチフレーズに、東大、京大、医学部を始めとした超難関大学への合格者を輩出してきた老舗の予備学校です。

SCSKは、駿河台学園のシステム開発・運用を担うグループ企業であるエスエイティーティー株式会社と共に、Webリニューアルのプロジェクトを進め、2012年9月に本番稼働開始、2013年12月にサービス拡充となる2次リリースを行いました。

本プロジェクトでは、コンテンツ管理システム「Oracle WebCenter Sites」を活用したWebコンテンツ提供基盤システムを構築し、約1年後には、前年の同時期と比較しサイト訪問者数を30%、イベント申し込み率を10%向上させることに成功しました。

学校法人 駿河台学園様 駿台予備学校Webリニューアル

 

お客様の声

『最先端のWebを導入して、いかに予備校にフィットするものに変えていくか』

業界としてはWebへの投資は遅れている方だと思いますが、その中でも私ども駿河台学園は先陣を切ってWeb戦略を進めてきました。

本校のWebサイトは、最終的には本校に入学してもらうことが一番の目的ですので、ユーザの方々にとって訪れてみたくなるようなWebであり、さらには実際に、入学手続きをする手段としても使ってもらえることを目標としています。 同業他社との競争を意識するよりも、まず最先端のWebを導入していかに予備校にフィットするものに変えていくかという点が難しく、今後も模索しながら進めていく必要があると思っています。

学校法人 駿河台学園 広報部 広報課 課長 井上 光様

『自分たちでWebを通して情報を発信していくという意識に変わった』

これまでは一方的に情報を伝えるだけのWebサイトでした。リニューアル後は、リアルタイムにより早く生徒に情報を伝える、という施策を打っていく中で、自分たちでWebを通して情報を発信していくという意識に変わったことは大きなメリットだと思います。

エスエイティーティー株式会社 取締役 宮本 宏志様

『社内合意のために自信を持って提案できるCMS』

CMS導入は大きな投資であり、学園内合意のために自信を持ってマネジメントに提案できるCMS製品の選定が必要でした。 30あまりのCMS製品を機能比較し、マイページを構築できる点や、コンテンツを企画してからアップするまでのスピードを高められるワークフロー機能が今回の要件に見合うと評価し、Oracle WebCenter Sitesの採用を決定しました。特に他の製品と比較して優れていた「未来日プレビュー機能」の印象が強く残っています。

SCSKはマネジメントがしっかりしており、多くのCMS案件を通して経験豊富で優秀な方々がすごく多いですね。システムを納期通りにリリースできたひとつの理由はSCSKの力が大きかったと思います。

エスエイティーティー株式会社 IT推進事業部 課長代理 横山 賢様

『まずは他社に勝てるような武器を整える』

予備学校はどうしても紙文化が根強く、インターネットを活用するというのが苦手、という状況から始まったプロジェクトでした。道半ばではありますが、まずは他社に勝るような武器を整え、模擬試験と組み合わせたいろいろなサービスができあがって「業界初の」という言葉が生きるようになってきたと思います。

エスエイティーティー株式会社 IT推進事業部 課長代理 彦坂 正様

駿河台学園 駿台予備学校Webリニューアルにおける特徴

基幹システムとWebシステムを連携したことによるシステムのスリム化、業務の省力化

駿河台学園はまもなく創立100周年を迎える歴史を持っている反面、古くからの体質も多く残っていました。

ニューアル前は、模試や講習会といった基幹業務を扱うシステムと、Webシステムは完全に分離しており、業務は煩雑化・属人化している状態でした。

基幹システムや、Webリニューアルと同時に新システム化したSOA基盤、模試システムなど、周辺のシステムと連携を実現させることにより、業務の省力化を図っています。

シンプルな(運用しやすい)システムを基軸としつつも、模試申込といったリアルタイム性の求められる部分はシームレスな連携を取り、お客様の要件を満たしつつ、運用しやすいシステムをデザインしました。

模試申込やイベント申込などのECサービス、インターネット試験結果返却などのサービス拡充

駿台模試と言えば、超難関大学への登竜門として有名で、毎年、全国の受験生がチャレンジしています。

Webサイトのユーザは若年層が多く、情報提供手段としてインターネットやスマートフォンが活用される割合が高いにも関わらず、従来のWebサイトは求めている情報が探し難く、Web申込サービスも提供していましたが、使い勝手の良いものではありませんでした。

Webリニューアルにあたり、模試申込を始め、高校生クラス/高卒クラス申込、講習会の申込、イベント申込といった、ECサービスを、全サイトのグローバルナビゲーションとして設置するとともに、裏の業務も刷新しました。

また、もう1歩進んだ試みとして、業界に先駆けたインターネット試験結果返却サービスを導入しました。

パーソナライズ化された情報提供

会員のプロファイルとして登録してもらった「志望校、文系理系、国公私立の区分」などを元に、最適な情報をパーソナライズ化して提供します。

メインターゲットである高校生はもちろん、受験生の子供を持つ保護者に向けても、広く最適な情報を提供します。

さらに、駿台生に対しては、通っている校舎からの受講案内、休講補講のお知らせも、タイムリーに提供しています。

季節もののコンテンツに応じた、高負荷に耐えうるシステム

年明けのセンター試験の頃から、受験シーズンの2月、3月は、Webサイトアクセスのピークとなります。

また、合格発表が終わると、毎年8000件もの合格者の喜びの声が掲載されます。

このような、季節に応じてサイトアクセスが集中したり、データ量が格段に増えたりと言うのが本サイトの特徴の一つで、システムインフラだけでは無く、CMSやアプリケーションのチューニングにより、これらの高負荷を支えています。

導入工程

初期構築:2012年2月~2012年9月/フェーズ2構築:2012年10月~2013年12月(のべ23か月)

  • 企画
  • システム開発
  • システム運用

担当者から一言

avator

古和田 潮

今回のプロジェクトで身に染みたのが『業務を円滑に効率良く進めるためのCMSであるべき』と言う点です。

駿河台学園様では、例えば模試ひとつ取っても、サービスを企画して、答案を作成して、会場を手配して、受験者は申し込み、受験票を発行して受験後は結果を配布…と、かなり多くの業務があり、長いこと培った業務プロセスがあります。

ここに、CMSやWebと言った新しい要素を、うまく乗せる必要がありました。業務にもCMSにも精通していることは大前提で、さらに業務の改善ポイントをうまくお客様に伝えらるコミュニケーション力、プロジェクトとして決められた範囲内でそれらを実現する管理能力が求められました。

業務ありきのCMS、という当たり前の事なのですが、私のように開発者あがりのSEは、とかくシステム導入のための開発に陥りがちです。

このような点で、非常に勉強させていただいたプロジェクトだったと思います。

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