
ファイザー株式会社様
医療従事者向け会員制Webサイト構築事例

業種
医療・福祉
導入規模
5000~9999人
業務
医薬品
サーバー環境
RedHat Linux/Apache/Oracle/Java/Oracle WebCenter Sites
概要
導入の背景
製品毎にWebサイトを構築しており、全社的な視点で見たプロモーション活動に役立てるための情報収集が出来ない。ブランドイメージの統一化が出来ない。
医師の情報収集の手段として、MRに次いで、インターネットの活用の比率が大きくなっている。
導入のポイント
- CMS導入によるWebサイト運用の効率化とガバナンスの両立。
- サイト運営のための会員窓口(事務局)業務、システムサポート業務の提供。
- ルールベースと行動履歴ベースの組合せによるリコメンデーション機能の提供。
システム概要
Oracle WebCenter Sitesの活用
効果・展望
Webサイトの統合基盤としての、自社ブランド強化のためのガバナンスの実現と、サイトへのアクセス情報からプロモーション活動に活かす情報提供の仕組みの実現、効果的なリコメンデーションによる医師へのOne-To-Oneのプロモーションを実現。
現状分析による適切なソリューションの選定
ファイザー様社内においてのWebによる製品プロモーション活動は、製品毎にチームが独自に製品のコンセプトに合わせたWebサイトを独自に製作・運用をされ、プロジェクト開始当初は多くの製品関連外部向けWebサイトが存在しておりました。
その結果、各サイトが個別に集客する必要があり、全社視点でのWebを通じたターゲット顧客へのアクセスが非効率であるといった課題がありました。また、同じターゲット顧客に向けたメッセージが、複数のWebサイトから分散して発信されるという配信効率の悪い状況にもなっており、複数のサイトが独立して運用されていることによる管理の非効率も課題となっていました。
そこで私たちWEBSASでは課題解決に向けて、Oracle WebCenter Sitesを用いて以下を実現しました。
- 様なコンテンツをバランス良く管理する仕組みの実現
- 全社的視点からのWebサイトのPDCAサイクルの実現
- 効率的に顧客志向のWebサイト構築を支援する基盤の実現
Oracle WebCenter Sitesの導入により実現できること
Oracle WebCenter Sitesは、単なるWebサイト更新ツールではないWebコンテンツ管理プラットフォームとしてのCMSです。

多様なコンテンツをバランス良く管理する仕組みの実現

訴求力のあるコンテンツ提供のためのPDCAサイクルの実現

効率的に顧客志向のWebサイト構築を支援する基盤の実現

WEBSASの持つOracle WebCenter Sitesに関するノウハウ
WEBSASでは、過去のOracle WebCenter Sites取扱い実績から、Oracle WebCenter Sites上で動作する弊社独自のフレームワークやライブラリを用意しています。
本プロジェクトにおいても有効活用し、生産性・品質の向上に役立てます。(※旧FatWire製品を含む。)
また、過去の実績からOracle WebCenter Sitesを利用したWebサイト構築のために有効なノウハウを抽出・活用します。


乱立するプロモーション用Webサイトの統合を目的とした会員制Webサイト統合基盤構築を実現
「自社ブランド強化のためのガバナンスの実現」や「サイトへのアクセス情報からプロモーション活動に活かす情報提供の仕組みの実現」、「効果的なリコメンデーションによる医師へのOne-To-Oneのプロモーションの実現」を目指し、これらの機能を追加しました。

経営課題から企業の強みへ「医師が閲覧する製薬企業ウェブサイト1位(2011年7~9月速報)」
2010年2月のサイトオープン時「医師が閲覧する製薬企業ウェブサイト」8位であったサイトですが、2011年2月のサイトリニューアルを経て、2011年7~9月ついに1位を取得することができました。

サイトの継続的な発展に向けて
ファイザー様では、新薬だけでなくジェネリックの開始などに伴い、取り扱う医薬品の適正使用情報が大幅に増えています。インターネットチャネルからの情報提供をコンシェルジュのように進化させることを目指しています。
導入工程
2009年6月~2010年2月(8か月)
- 企画
- システム開発
- システム運用
- 業務運用
担当者から一言

古和田 潮